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Office 365 Message Encryption のワンタイム パスコード

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 3 日に Office Blogs に投稿された記事 One-Time Passcode for Office 365 Message Encryptionの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Office 365 チームのテクニカル プロダクト マネージャーを務める Shobhit Sahay の記事をご紹介します。

今年 2 月、任意の宛先に暗号化された電子メールを送信できる新しい暗号化サービス「Office 365 Message Encryption」が公開されました。このサービスは、発表以来大きな進歩を遂げています。まず、Exchange Hosted Encryption (EHE) をご利用のすべてのお客様に、Office 365 Message Encryption へのアップグレードが提供されました。また、Office 365 Message Encryption は順調に普及しており、このサービスを利用して既に 100 万件以上のメッセージが暗号化され、送信されています。そして、EHE をご利用のお客様へのアップグレードの提供と並行して、皆様からのフィードバックにも対応していましたが、その結果として今回ワンタイム パスコードのリリースを発表できることになり、嬉しく思います。ワンタイム パスコードを利用すれば、暗号化されたメッセージを閲覧するために Microsoft アカウントでサインインする必要はありません。

では、この新機能について見ていきましょう。

これまで、Office 365 Message Encryption で暗号化されたメッセージを受信した場合、メッセージを閲覧するためには Microsoft アカウントを使用するしかありませんでした。しかし、今回ワンタイム パスコード機能が追加されたことで、Microsoft アカウントでサインインしなくても、暗号化されたメッセージを閲覧できるようになりました。Microsoft アカウントをお持ちのお客様は、アカウントによるサインインに加え、ワンタイム パスコードの使用も選択できます。

Microsoft アカウントをお持ちのお客様は、ワンタイム パスコードを使用して
暗号化されたメッセージを閲覧できるようになりました。

Microsoft アカウントをお持ちでないお客様は、Microsoft アカウントを作成する以外に、ワンタイム パスコードを使用することも可能になりました。

Microsoft アカウントをお持ちでないお客様も、ワンタイム パスコードを使用して
暗号化されたメッセージを閲覧できるようになりました。

ワンタイム パスコードの使用を選択した場合、お客様の受信トレイに、パスコードが記載されたメール メッセージが届きます。

マイクロソフトからお客様宛てにワンタイム パスコードが送信されます。

ワンタイム パスコードの使用を選択すると、パスコードが送信された旨が通知されます。以下のように、Office 365 Message Encryption ポータルでパスコードを入力してください。

暗号化されたメッセージを閲覧するためには、
対応するワンタイム パスコードの入力が求められます。

正しいパスコードを入力すると、使い慣れた Outlook Web App のユーザー インターフェイスに、暗号化されていたメッセージがプレーン テキストで表示されます。その後、メッセージに返信するか、転送するかを選択できます。返信メッセージは、すべて暗号化されます。

この新機能をご活用いただければ幸いです。また、近いうちに暗号化に関する新機能をご紹介できる予定ですので、ご期待ください。

—Shobhit Sahay

 

よく寄せられる質問

Q. ワンタイムパスコードはいつからテナントで利用できるようになりますか。

A.この機能は現在、Office 365 Message Encryption をご利用のすべてのお客様に提供されています。Office 365 Message Encryption は、Office 365 E3 のサブスクリプションに含まれており、また、Microsoft Azure Rights Management の一部として単体で購入することも可能です。

Q. Office 365 Message Encryption に今後追加される予定の機能について教えてください。

A. Office 365 Message Encryption には、今後も多数の機能が追加される予定です。直近のものとしては、iOS および Android 向けの新しい受信者用アプリが挙げられます。すべての機能の一覧は、Office 365 ロードマップ (英語)でご確認いただけます。さらに詳しい情報は、公開日が近づいてきましたらお知らせする予定です。

Q. この新機能の詳細については、どこで確認できますか。

A. この新機能の詳細については、TechNet 記事「ワンタイム パスコードを使用して暗号化されたメッセージを閲覧する方法」をご覧ください。


Lync Basic 2013 の会話中におけるレコーディングとギャラリービューを追加する更新がリリースされました

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

 

この更新により、Lync Basic 2013 に以下の機能が追加されます。

  • 会話ウィンドウの [...] メニューから会話のレコーディングができるようになります。
  • ユーザーは 2 名より多いビデオ会議においていままではアクティブユーザーのみの表示が可能でしたが、この更新によりギャラリービューを利用して全員のビデオ画像を見ることができるようになります。
  • ユーザーがギャラリービューとスピーカービューのモード切替を行うことが可能になります。

更新のインストールや追加の情報を参照するには、以下のサポート技術情報を参照してください。

 

参照

Office 365 の新機能まとめ 2014 年 9 月

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Small Business, Office 365 Midsize Business

(この記事は 2014 年 10 月 2 日に Office Blogs に投稿された記事 What’s New: September 2014の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

Office 365 のユーザー エクスペリエンスは常に進化を続けています。新しい Office 365 ホームページ、カスタム テーマ、Office 365 のグループ、Delve といった機能が実装され、Office 365 のカスタマイズ、同僚との共同作業、コミュニケーション、ユーザーにとって関連性の高い情報の検索などの操作をこれまで以上に簡単に実行できるようになりました。OneNote では、引き続きさまざまなプラットフォームに更新プログラムがリリースされるほか、OneNote ファミリに Android Wear が追加されました。開発者向けには、新しい OneDrive 用の SDK と新しいオープン ソースの API の提供が開始され、機能向上へのご協力を通じてユーザーの皆様のために貢献していただけるようになりました。ご興味のある新機能について、ぜひ皆様のコメントをお寄せください。先月の新機能に関する記事をまだお読みでない方は、「Office 365 の新機能まとめ 2014 年 8 月」をご覧ください。

企業向け Office 365 の更新情報*

テーマ– テーマを選択して Office 365 をカスタマイズできるようになりました。Office 365 の管理者は自社向けのカスタム テーマを作成できるようになり、ユーザーはテーマを選択して Office 365 を自分用にカスタマイズできるようになります。

別の日時を指定– Outlook Web App の別の日時を指定する機能を使用すれば、会議の開催日時を変更してほしい場合、まず他の出席者の予定を確認してから、新しい日時の提案をミーティングの開催者に送信することができます。開催者は受け取ったすべての提案を検討し、出席者全員に都合の良い日時を見つけることができます。

Office 365 の新規導入時の特典– キャンペーン期間中、対象となる Office 365 関連サービスを 150 シート以上購入されたお客様は、マイクロソフトから直接の導入支援を受けることができます。詳細については、新しい Office 365 FastTrack Onboarding Center (英語)をご覧ください。

Office ストアの刷新– store.office.com が一新され、Office 向けの便利なアプリを検索する際の操作性が向上しました。今回、新たに 6 つの言語が Office ストアでサポートされ、また、Pinpoint パートナー ポータルからも Office ストアのアプリを検索できるようになりました。

Office DelveOffice Delve (英語)は、仕事にかかわるすべてのものから、関連性の高い情報を見つけ出したり関係性を把握したりするための新しい手段です。ユーザーが現在携わっている仕事やかかわっている相手などに基づいて、そのユーザーにとって最も関連性の高い情報が表示されます。Delve は、ユーザーが情報を検索するのではなく、情報がユーザーを検索する機能だと言えます。

Excel Power Map の更新– 今回の更新では、お客様から多数のご要望が寄せられていた機能が追加されました。フィルタリング機能やカスタム マップが使用可能になったため、これまで以上にリッチな Power Map ストーリーを作成できます。

Office Lens で写真から直接ドキュメントを作成 (英語)– Windows Phone の Office Lens アプリの新しい更新プログラムでは、ホワイトボード上のメモや印刷されたドキュメントを撮影すると、画像が Word ドキュメントまたは PowerPoint プレゼンテーションに変換されます。

Office 365 の新しいホームページ– 新しいホームページには、すべての Office 365 サービスが表示され、Office Online を開始しやすくなりました。また、Office 365 にサインインした際のホームページを選択できる新しい設定も追加されました。

教育機関向け Office 365 の特典として、学生用の Office を無料で提供 (英語)– 対象となる学生の皆様は、学校から提供されたメール アドレスで Office 365 にサインアップして、Office 365 ProPlus のデスクトップ アプリ、Office for Mac を利用できます。

PowerPoint Online の背景の書式設定 – デスクトップ版の PowerPoint と同じように、PowerPoint Online でも背景の書式設定を行えるようになりました。背景に画像または単色の塗りつぶしを指定でき、さらに、その設定を現在のスライドのみに適用するだけでなく、プレゼンテーション全体に適用することも可能です。

Office 365 のグループ機能– プロジェクトをサポートするために、簡単に新しいグループを作成し、同僚を招待することができます。また、既存のグループを検索して見つけ、参加することも可能です。既定でグループにおけるすべてのディスカッションやマイルストーン、ファイルは公開されるように設定されており、参加する前にやり取りをすばやく把握できるようになっています。もちろん、機密性の高いプロジェクトやコンテンツには、非公開グループを作成して使用できます。グループ機能は段階的にリリースされる予定で、今回はその第 1 回目です。現在の初期段階では、Office 365 のメールおよび予定表と OneDrive for Business でグループを利用できます。

Lync Server SDN インターフェイスの更新 – 現在、Lync Server SDN インターフェイスのバージョン 2.1 がダウンロード可能です。このリリースでは、次の改善が加えられました。

  • 高可用性トポロジのサポートを強化するためにアーキテクチャが改良されました。

  • SDN インターフェイスの展開と構成が簡単になりました。

  • 診断とイベントの相関関係を改善するため、ネットワーク管理システムに表示されるデバイス情報が拡張されました。

  • Lync Server 2010 および 2013 の機能の品質が向上し、IPv6 トポロジが追加されました。

Office 365 Customer Success Center (英語)– 新しい Customer Success Center (英語)では、Office 365 のすべてのサービスについて、また、今すぐに利用を開始して業務の簡素化やスピードアップを実現する方法について、Office 365 の推進役が従業員の理解を助けるために必要な資料を入手することができます。Customer Success Center では、有効性が実証された手法、主要な活用シナリオを利用したり、導入コミュニティに参加したりできます。

Office 365 のプラン名の変更 – 一貫性を向上するため、Office 365 サブスクリプションのプラン名が変更になりました。これはサブスクリプション ライセンスの名称のみを変更するものであり、何らかの対応を行う必要や、サービス内容や機能の変更はありません。Office 365 Education A2、Office 365 Education A3、Office 365 Education A4 は、それぞれ Office 365 Education E1、Office 365 Education E3、Office 365 Education E4 に名称が変更されました。Office 365 Government G1、Office 365 Government G3、Office 365 Government G4 は、それぞれ Office 365 Government E1、Office 365 Government E3、Office 365 Government E4 に名称が変更されました。

開発者向けの Office 365 の更新情報

新しい OneDrive SDK– アプリ開発者の皆様は、新しい Android 向け OneDrive のファイル オープン ピッカーの SDK を使用することで、OneDrive のファイル選択およびナビゲーション用 UI を独自にゼロから作成する必要がなくなります。

Office ストアの刷新– store.office.com が一新され、Office 向けの便利なアプリを検索する際の操作性が向上しました。今回、新たに 6 つの言語が Office ストアでサポートされ、また、Pinpoint パートナー ポータルからも Office ストアのアプリを検索できるようになりました。

.NET 用 EWS マネージ API をオープン ソースとして公開 – 先月、マイクロソフトは Exchange Web Services (EWS) Java API (英語) を MIT ライセンスの下でオープン ソースとしてリリースしましたが、それ以来、コミュニティの皆様からは多数のバグ報告 (英語)プル要求 (英語)が寄せられるなど、大きく貢献していただいています。���回、マイクロソフトはこの流れをさらに進め、この API の .NET 版である EWS マネージ API をオープン ソースとしてリリースしました。これは EWS Java API とは異なり、オープン ソース ライブラリとして公開される初めての EWS マネージ API です。

機能更新はグローバルに行われるため、お客様の Office 365 アカウントでこれらの更新機能をご利用いただけるようになるまでには時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。

– Andy O'Donald @andyodonald

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*注意: すべての更新が全 Office 365 プランに適用されるわけではありません。詳しい情報については、個別のブログ記事をご確認ください。

 

Office 365 のシステム要件 UPDATED

Office 365 のシステム要件が更新されています。

  • 「メインストリーム サポート期間内の Office クライアント」セクションに、「および Outlook」という語句が追加されました。
  • 「Web ブラウザー: Internet Explorer」セクションに、以下のメモが追加されました。「2016 年 1 月 12 日以降、サポート対象のオペレーティング システムで使用できる最新バージョンの Internet Explorer にのみテクニカル サポートとセキュリティ アップデートが提供されることになります。詳細については、「Microsoft Internet Explorer サポート ライフサイクル ポリシーに関する FAQ」をご覧ください。」

 

Office 365 サービスの説明が更新されています。

Office 365 プラットフォーム サービスの説明 UPDATED

  • ユーザー アカウント管理」に以下の記述が追加されました。「もしディレクトリ同期とシングル サインオン (SSO) が自分の Office 365 環境で有効で、フェデレーション ID プロバイダーに影響する停止が生じた場合、フェデレーション サインインのパスワード同期バックアップにより、ドメインを手動でパスワード同期に切り替えるオプションが提供されます。パスワード同期を使用すると、ユーザーは停止の修復作業中でも Office 365 にアクセスできます。「シングル サインオンからパスワード同期に切り替える方法」を参照してください。」
  • サービス更新」ページの冒頭の部分が以下のように変更され、Office 365 ロードマップに直接リンクされました。「リリース直後、またはリリース予定の Office 365 機能の詳細については、「Office 365 ロードマップ」を参照してください。」

Exchange Online サービスの説明 UPDATED

  • 受信者」の「非アクティブなメールボックス」機能に関する表のデータが変更され、Office 365 Midsize Business に関する脚注が追加されました。
  • Exchange Online の制限」のメッセージ サイズの制限に関する表に、以下の説明が追加されました。「Exchange Online メッセージの規定の上限は 25 MB ですが、大きなメッセージのエンコード、カプセル化、圧縮と圧縮解除のためのデータのオーバーヘッドが必要なため、10 MB の追加領域が増加の許容範囲として提供されています。この制限の結果として、規定の上限の 25 MB を超えるメッセージは送受信できない場合があります。」
  • Exchange Online 用のカスタマイズ、アドイン、およびリソース」の「Outlook アドインと Outlook MAPI」に関する表のデータが、Office 365 Enterprise K1 および Office 365 Government K1 プランについて「×」に変更されました。
  • 高可用性とビジネス継続性」の「単一アイテムの回復」機能が削除され、「削除済みアイテムの回復」機能の説明が次のように明確化されました。「Exchange Online では、削除済みアイテム フォルダーを含む電子メール フォルダーから削除したアイテムを回復できます。削除されたアイテムは、ユーザーの削除済みアイテム フォルダーに保持されます。削除済みアイテム フォルダー内のアイテムは、ユーザーが手動で削除するか、保持ポリシーによって自動的に削除されるまで、フォルダーに残されたままになります。管理者は、EAC またはリモート Windows PowerShell を使用して、保持ポリシーをカスタマイズできます。

削除済みアイテム フォルダーからアイテムが削除された後、さらに 14 日間は回復可能なアイテム フォルダーに保持され、その後に完全に削除されますが、管理者がリモート Windows PowerShell を使用してこの期間を延長した場合は、最大で 30 日間保持できます。ユーザーはこの期間中に、Outlook Web App または Outlook の削除済みアイテムの復元機能を使用してアイテムを復元できます。詳細については、削除済みアイテムの保持期間の変更に関する記事をご覧ください。

ユーザーが手動で回復可能なアイテム フォルダーからアイテムを削除した場合、管理者は同じ期間内であれば単一アイテムの回復機能とリモート Windows PowerShell を使用してアイテムを復元できます。既定では、メールボックスの作成時に単一アイテムの回復機能は無効になっています。詳細については、メールボックスの単一アイテムの回復を有効にする方法の記事をご覧ください。

30 日より長い間メッセージを回復可能なアイテム フォルダーに保持するには、組織で、電子メールの保存期間を延長するか、時間ベースのインプレース保持を実装します。詳細については、インプレース保持に関する記事をご覧ください。」

OneDrive for Business サービスの説明 UPDATED

受信者」の「非アクティブなメールボックス」機能に関する表のデータが変更され、Office 365 Midsize Business に関する脚注が追加されました。

Exchange Online Archiving サービスの説明 UPDATED

Exchange Online Archiving のコンプライアンス機能とセキュリティ機能」の「インプレース保持」のメモが、次のように変更されました。「Exchange Online Archiving ユーザーの場合、回復可能なアイテム フォルダーの既定のクォータは 100 GB です。」

Project Online サービスの説明 UPDATED

プロジェクト ポートフォリオ管理オプション」の Project Lite に関する記述が、次のように変更されました。「Project Online のお客様向けアドオンとして提供されている、月単位のサブスクリプション サービス。Project Lite を Office 365 Midsize Business または Office 365 Small Business プランに追加することはできません。組織が Project Lite を利用するには Project Online が必要です。Project Lite は、プロジェクト チーム メンバーが自分のタスクとタイムシートを管理し、プロジェクトで共同作業を行うのに適しています。ユーザーには、その役割に応じて Project Online ライセンスまたは Project Lite ライセンスのいずれか (両方ではない) が割り当てられます。」

SharePoint Online サービスの説明 UPDATED

  • 検索」の「クエリ ルール — 高度なアクション」に関する表のデータが、SharePoint Online プラン 2 について「○」に変更されました。
  • コンテンツ」の電子情報開示の検索に関する表のデータが、Office 365 Enterprise K1 および Office 365 Government K1 について「○」に変更されました。

すべての電子情報開示機能に、以下の脚注が追加されました。「電子情報開示機能を使用する場合、その機能を許可するプランのライセンス要件は、電子情報開示の操作 (検索、保留、エクスポート) を実行するすべてのエンド ユーザーに適用されます。」

Office アプリケーション サービスの説明 UPDATED

Office アプリケーション」に「Office for iPad」機能の説明と表の行が追加されました。

Yammer サービスの説明 UPDATED

ユーザー マッピング機能とシングル サインオン機能が、新しい「単一 ID」機能に統合されました。

Office 365 における Office クライアント単体プランの比較 (Office 365 Solo、Office 365 Business、Office 365 ProPlus)

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education, Office 365 Solo

 

今月は 10 月 1 日から Office 365 Business ファミリーが新たに販売開始となったり、10 月 17 日より Office 365 Solo や Office Premium + Office 365 サービス搭載のパソコンが販売開始となって、新しい Office 365 シリーズが増えました。これに伴い、どのプランが自分にとってお勧めなのかを教えてほしいというご要望を数多くいただいておりますので、この記事では、Office 365 Solo、Office 365 Business、Office 365 ProPlus といういずれも Office アプリケーションのみのプランについて、その違いを解説します。

Office Premium プラス Office 365 サービスとの比較はここでは触れません。こちらのページをご覧ください。

 

Office 365 Solo は一般消費者向けのプラン、Office 365 Business / ProPlus は組織向けのプラン

まず最初に考えていただきたいのは、利用環境が個人 (家庭) なのか組織 (団体・企業・学校) なのか、ということです。前者であれば Office 365 Solo、後者であれば Office 365 Business または Office 365 ProPlus となります。前者と後者の一番大きな違いはクラウドサービスの部分で、前者はマイクロソフトアカウントをベースにした一般消費者向けクラウド、後者は組織の管理者から配布されるAzure AD ID をベースにした企業向けクラウドが付属しています。組織において一般消費者向けクラウドを利用すると何かと不都合が生じます。詳しくは記事「一般消費者向けクラウドと企業向けクラウドの本質的な違い」や記事「マイクロソフト 双子のクラウド - 一般消費者向けと企業向けクラウド」を参照してください。Office 365 Solo には Office 365 Business にはない Access が付属していますが、それだけで安易に組織利用において Office 365 Solo を選択されないようお願いします。

 

Office 365 Business と Office 365 ProPlus の大きな違いは、入っているアプリケーションの数です。Office 365 Business は、いわゆる「Office Standard 相当」のアプリケーション (6個) が、Office 365 ProPlusは「Office Professional Plus相当」のアプリケーション (9個)が含まれています。その他にも最大購入可能ライセンス数やエンタープライズ向け機能の有無などがあります。

 

3 つの Office 365 プランの機能比較

 項目Office 365 SoloOffice 365 BusinessOffice 365 ProPlus
対象顧客一般消費者中小規模組織
(300 人まで)
あらゆる規模の組織
PC/Mac 合計使用可能台数 2 5 5
Office for iPad使用可能台数 2 5 5
常に最新バージョンにアップグレード 
Word 
Excel 
Outlook
PowerPoint 
OneNote *1
Publisher *2
Access *2 
Lync *3  
InfoPath *2  
Office エンタープライズ向け機能 *2*4  
オンラインストレージOneDrive 1TB

OneDrive for Business 1TB *5

OneDrive for Business 1TB *5
Skype 毎月 60 分の世界通話   
組織向け追加サービスとの一元化/統合*6
有効化に必要な IDマイクロソフト アカウント組織 ID (Azure AD)組織 ID (Azure AD)
99.9% SLA
管理者による管理機能
Active Directory 統合 
クイック実行形式のインストーラ *2
インストールのカスタマイズ *2
(Office 展開ツール)
  
クライアントのプッシュ展開 *2  
ソフトウェア更新の制御 *2  
グループポリシー *2  
デスクトップ仮想化 (VDI) 環境での利用 *2  
共有 PC での利用 *2  
Excel Spreadsheet Compare ツール *2  
Database Compare ツール *2  
Office テレメトリ ツール *2  
多言語ユーザーインターフェイス *2 

*1 Mac 版は無償ダウンロードできます。

*2 Mac 版ではご利用になれません。

*3 無料の Lync Basic の機能拡張により、ボイス統合を除くほとんどの機能がLync Basic でご利用いただけるようになりました。また、Lync for Mac やスマートフォン/タブレット用アプリは無料でダウンロードしていただくことができます。

*4 Outlook アーカイブメールボックス統合、Outlook アイテム保持ポリシー、IRM 適用、Outlook サイトメールボックス、Outlook DLP ポリシーヒント、Power BI 統合、クラウドベースストレージの禁止

*5 近日中に機能追加予定 (2014 年 10 月現在)

*6 Exchange Online, SharePoint Online, Lync Online, Yammer, Visio Pro for Office 365(*2), Project Pro for Office 365(*2), Project Online, Project Lite, Dynamics CRM Online, Windows Intune(*2), Microsoft Azure, Azure Rights Management, Social Listening 等

カスタム マップの 6 つの便利な使い方

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise

(この記事は 2014 年 10 月 8 日に Office Blogs  に投稿された記事 6 cool ways to use Custom Mapsの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Excel Power Map チームの開発者である James Marshall の記事をご紹介します。

新機能カスタム マップの導入により、Excel Power Map の機能が 9 月より大幅に充実しています。Excel Power Map では、データを地図画像の上に重ねて表示するすばらしい 3D 視覚エフェクトを作成できます。この機能のメリットを証明するために、データを斬新かつクリエイティブな方法で視覚化するカスタム マップの 6 つの活用方法をご紹介します。実際のようすを動画でご覧ください。

(Please visit the site to view this video)

 

ハイキング マップ

この動画の最初の例では、アメリカ地質調査所発行の旧地形図に地理データをプロットしており、ワシントン州にあるピルチャック山のハイキング コースの GPS 座標を地図上に表示しています。このデータは、歩行速度や標高などでさらに絞り込むことができます。また、カスタム マップから地球の画像にズーム アウトして、簡単に広い視野で周囲を確認できます。

列車の路線

これは架空の島とそのデータです。こうした視覚化により有用な情報が手に入るのがよくわかります。ある駅は特定の時間帯の利用客数に対して人手が多すぎたり、足りなかったりしていて、人員配置に改善の余地があることがわかります。

カフェ

店舗のオーナーなら、販売機会を最大化するために、顧客が店内のどこで時間を費やしているのかを知りたいはずです。店内の見取り図を背景画像として Wi-Fi を利用して顧客の店内行動を追跡するさまざまなソリューションが揃っており、それらは Web 上でも見かけることができます。

バスケットボール コート

コーチは Power Map で試合全体を見直して、選手がどこで力を発揮できているか、どの部分で指導が必要かを確認できます。もちろん、バスケットボールに留まらず、多くのスポーツでこうした試合分析を役立てることができます。

カーソルの追跡

コンピューター画面上で動くマウスの座標を記録するのはさほど難しくなく、カスタム マップでその軌跡を簡単にプロットできます。ユーザーがソフトウェア アプリケーションのどこに注目しているか (または注目していないか) を見極めるのに有効です。

3D 式

カスタム マップを使用すると、3D 式のグラフ化など数学的分析や科学的分析のための 3D 視覚エフェクトを簡単に作成できます。x、y、z のパラメーターを持つデータセットを視覚化したい場合もあるでしょう。グラフの軸が描かれた空白画像を背景に使用すると Power Map はその上にデータを表示します。

 

カスタム マップは Power Map for Excel の新機能で、Office 365 ProPlus をはじめとする Office 365 サブスクリプションをお持ちのユーザー向けに 9 月の更新で提供されました。Office 365 サブスクリプションでは、Office 365 ProPlus デスクトップ アプリをダウンロードして 5 台のコンピューターにインストールし、今回の機能更新のような Office の最新機能をリリースと同時に入手できます。自動更新が有効になっている場合は、この更新が既に行われているはずです。Excel で自動更新が有効になっていない場合は、[ファイル]、[アカウント]、[更新オプション]、[いますぐ更新] の順に選択してください。

Power Map は、強力かつインタラクティブな Excel 内の視覚化機能です。この機能は、データから得た洞察を分析、視覚化し、共有するためのクラウドベース ソリューションである Power BI for Office 365 にて拡張されました。

カスタム マップの使用の詳細については、以下の記事を参照してください。

—James Marshall

企業向け Office 365 の 2015 年 1 月からの価格変更についてのお知らせ

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education, Office 365 Midsize Business, Office 365 Small Business

 

2015 年 1 月 1 日より、企業向け、行政機関向け、教育機関向けのすべての Office 365 ライセンスの価格が変更となります。新価格は、2015 年 1 月 1 日以降の新規購入もしくはサブスクリプションの更新を行うお客様から適用されます。既存のサブスクリプションの価格はこの時点では変更されず、契約更新までは従来の価格が適用されます。

オンラインサービスの市場は常に動的に変化しているため、当社ではお客様に提供される価値と価格のバランスを考慮しながら、定期的に価格を見直します。今回の価格変更はこの見直しによるものです。

 

この価格変更は一般消費者向けの Office 365 (Office 365 Solo および Office Premium プラス Office 365 サービス) には適用されません。

 

価格変更の内容

  1. 価格変更適用開始日:2015年 1 月 1 日
  2. 対象となるお客様: 企業向け、行政機関向け、教育機関向けのすべての Office 365 のお客様 (新規購入、およびサブスクリプションの更新を行う場合)
  3. 価格変更対象製品と値上げ幅 (価格変更前の希望小売価格に対する変更幅)
右に記載の製品を除くすべての Office 365 製品Office 365 E3, E4Office 365 ProPlus
Office 365 Business

32.8%

20.8%

12.5%

 

実際の価格変更幅は SKU や価格レベルにより異なります。マイクロソフトからの直販を除くすべての SKU の価格は 2014 年 12 月に販売パートナーに通達されます。
価格はすべて希望小売価格です。お客様が実際に購入する価格は、マイクロソフトの各販売パートナーにより決定されます。

Outlook Web App でファイルを共有する新しい方法

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 8 日に Office Blogs に投稿された記事 Introducing a new way to share files with Outlook Web Appの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Outlook Web App チームのプログラム マネージャーを務める Rebecca Lawler の記事をご紹介します。

マイクロソフトは、Outlook Web App (OWA) と OneDrive for Business を使用してファイルを共有する方法が新たに 2 つ導入されたことを発表しました。これにより、ファイルの共有や共同作業が従来よりも大幅に簡単になります。

  • OWA で電子メールを送信するときに、ファイルを添付する代わりに、クラウド ドライブの OneDrive for Business に存在するファイルへのリンクを簡単に挿入できます。

  • コンピューターやデバイスから添付ファイルを送信する場合、そのファイルは自動的にクラウド ドライブの OneDrive for Businessにアップロードされ、その場所へのリンクとしてファイルを共有できます。

これまではファイルを添付して送信した場合、相手がそのファイルを開いて編集し、そのドキュメントを返信してもらうという手間が掛かっていました。しかし、今回の更新により、あらゆるユーザーがドキュメントをリンクから直接開いて、単一のファイルを編集できるようになります。このため、共同で作業を行っているユーザーは常に最新の変更を確認することができ、また複数のバージョンが作成されて混乱する事態も避けられます。さらに、複数のユーザーが 1 つのドキュメントを Office クライアントまたは Office Online で同時に編集できます。

OneDrive for Business に存在するファイルを OWA で共有する場合、[To:] および [Cc:] の行の受信者には、自動的にファイルの閲覧および編集を行うアクセス許可が付与されます。このファイルに対するアクセス許可は、電子メール メッセージから直接、簡単に変更できます。

それでは、手順について説明します。

この手順は、ユーザーがメッセージにファイルを添付するところから始まります。

OneDrive for Business にあるファイルは、最近使用したファイルや共有されているファイルも含め、この画面から選択することができます。

ローカルのハード ディスクに存在するファイルも選択できます。ファイルの保存場所にかかわらず、ファイルを選択すると、それを OneDrive へのリンクとして送信するか、従来のように添付ファイルとして送信するかを選択できます。

ハード ディスクに保存されているファイルに対して [OneDrive で共有] を選択した場合、ファイルは自動的にお客様の OneDrive for Business の [電子メール添付] フォルダーにアップロードされます。

OneDrive 経由でファイルを送信した場合、ファイル アイコンの中に雲のアイコンが表示されるほかは、通常の添付ファイルと同じように表示されます (下図の PowerPoint アイコンを参照)。また、ファイルのタイトルの下には、受信者に付与されたアクセス許可が表示されます。

OWA の既定の設定では、すべての受信者にファイルを編集するアクセス許可が付与されますが、メッセージの作成時に各ファイルへのアクセス許可を設定することもできます。

メッセージの受信者には、共有されたファイルは他の添付ファイルと同じように表示されます。下図は、クラウド上の添付ファイルが受信者の OWA で表示された状態です。

OneDrive for Business で共有されたファイルは、クライアントの OWA では、受信者にメッセージ本文の中でタイルとして表示されます。

どちらの場合でも、受信者は添付ファイルをクリックするだけで開くことができます。

このように、非常にシンプルで簡単な手順でファイルを送信できます。各デバイス向けの OWA ではこの新しい OneDrive の統合機能が完全にサポートされているため、iPhone、iPad、および Android フォンでこの機能をご利用いただけます。外出中に携帯端末から電子メールにアクセスしてメッセージを送信するときも、OneDrive for Business のすべてのドキュメントにアクセスできるため、どこにいてもドキュメントを簡単にメッセージに含めることができます。

マイクロソフトは、Office 365 ユーザー向けに OWA でのドキュメント共同作業エクスペリエンスの改良を続けており、数か月前にも、受信したドキュメントの編集と返信を簡素化しました。この記事でご紹介している機能は、一連の改良のうち最新のものです。

OneDrive for Business の添付ファイルで共同作業を行う

ここからは、今回の OneDrive の統合によりドキュメントでの共同作業がどのように改良されたかについて説明します。OneDrive for Business を利用すると、OWA のサイドバイサイド ビューで Office Online を使用しながらリアルタイムで��同編集を行えます。ファイルはクラウドに保管されているので、すべての受信者がファイルのコピーをそれぞれ作成することなく、同時にドキュメントに変更を加えられます。

添付ファイルとして OneDrive のファイルが含まれているメッセージを受信した場合、ファイルをクリックするだけで新しいサイドバイサイド ビューが開きます。

このサイドバイサイド ビューでは、[編集および返信] をクリックするだけでファイルを直接編集できます。ファイルは編集モードで開かれるので、この状態でファイルを編集することも、電子メール メッセージに返信することもできます。

電子メールの添付ファイルを利用した共同作業はわずらわしいものでしたが、OneDrive 上のファイルを使用することで、この OWA のサイドバイサイド ビューで Office Online を使用して、リアルタイムで共同編集を行うことができます。ファイルは OneDrive に保管されているので、ファイルのコピーをいくつも作成することなく、すべての受信者が同時にドキュメントに変更を加えられます。

また、Office クライアントでも、OneDrive の機能をすべて活かしたままこのドキュメントを開くことができます。Office クライアントで開いた場合でも、最新バージョンのドキュメントを他の共同作業者と同時に編集することが可能です。どのような方法で共同作業を行うにしても、OWA を使用すれば簡単な手順で直観的に操作することができます。

 

よく寄せられる質問

Q: この新機能はいつから使用できますか。

A:既に一部の Office 365 ユーザーの方から順次提供を開始しており、11 月までにはすべてのユーザーの皆様にご利用いただける予定です。

Q: OneDrive に存在するファイルを電子メールで共有し、そのメッセージが他のユーザーに転送された場合、転送先のユーザーには自動的にファイルへのアクセス許可が付与されるのですか。

A: OWA を使用してメッセージが転送された場合は、転送先の受信者にも自動的にファイルへのアクセス許可が付与されます。

Q: この機能は Outlook クライアントでもサポートされますか。

A:現時点では、この OneDrive for Business の統合機能は OWA、OWA for iPhone、OWA for iPad、および OWA for Android (プレリリース版) でご利用いただけます。将来的には、Outlook デスクトップ クライアントの今後のバージョンでもご利用いただけるようにする予定です。

Q: OneDrive for Business に保存されているファイルを社外のユーザーに送信した場合はどのようになりますか。

A:送信先の社外ユーザーには、OneDrive for Business のファイルが添付された電子メール (このメッセージには他の受信者も含まれる場合があります) と、ゲスト招待メールの 2 通が送信されます (ただし、この社外ユーザーがお客様の企業と初めてファイルを共有する場合)。社外ユーザーは、このゲスト招待メールのリンクをクリックして Microsoft アカウントにサインインする (またはアカウントを作成する) と、ファイルにアクセスできるようになります。

Q: OneDrive 上のファイルを共有する場合、配布リストは使用できますか。

A:配布リストのユーザー数が 100 未満の場合、OWA は自動的に配布リストのメンバーに対してアクセス許可を付与します。

クラウドの内部からの話題: Office 365 における転送中データの保護のしくみ

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象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 9 日に Office Blogs に投稿された記事 From Inside the Cloud: What controls do we provide to protect your data in transit in Office 365?の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Office 365 情報保護チームのグループ プログラム マネージャーを務める Asaf Kashi の記事をご紹介します。

「クラウドの内部からの話題」シリーズの最近の投稿では、私の同僚でリード エンジニアを務める Perry Clarke、Vivek Sharma、Kamal Janardhan が Office 365のセキュリティ、プライバシー保護、コンプライアンスに関するさまざまな機能の設計と運用方法の内側を紹介しました。今回は、Office 365 に用意されている転送中のデータの保護機能について概説します。

今回は 3 分間のビデオで、転送中のデータを保護するしくみについて紹介します。マイクロソフトでは 2 つのレベルで保護を行います。まず転送するすべてのデータをサービス レベルで暗号化し、次に、意図しない受信者に送信されようとするデータを検知して事前にそれを阻止するソリューションを提供しています。では、順に説明します。

(Please visit the site to view this video)

転送中のデータを保護する

マイクロソフトは、SSL 暗号化を利用したトランスポート層セキュリティ (TLS) を使用して、サービス レベルでユーザーと Office 365 サービス間のデータをすべて暗号化し、転送パイプに対するスニッフィングからデータを保護します。

また、ネットワーク セキュリティだけでなく、データ損失防止 (DLP) やユーザー管理下の暗号化機能によって事前対応的な検知および防止を実現します。

DLP を使用すると、ユーザーと共有するコンテンツやファイルに含まれるさまざまな機密データを検知し、中身を調べて、共有コンテンツの取り扱いに注意が必要なことをユーザーに知らせたり、機密性の高い特定のコンテンツの共有を完全に禁止したりといった適切な措置を講ずることができます。情報を受け取る側が組織内部の者か外部の者かに応じて、異なった対応をすることも可能です。さまざま業種や地域の多様なテンプレートが標準で用意されており、クレジット カードや社会保障などの一般的な機密データを保護するソリューションを簡単に作成できます。また、保護だけでなく業界標準の規制に準拠していることの証明にもなります。

生産性向上や使いやすさを支える暗号化ソリューション

暗号化はデータ保護の手段としてよく知られています。Office 365 では、保管しているデータや転送中のデータを暗号化するさまざま手段を用意しています。暗号化によってデータを保護することは重要ですが、ユーザーが実際に価値を見いだすのは生産性の向上や使いやすさであるのも事実です。セキュリティをおろそかにせずに同時に生産性を向上するために、マイクロソフトでは暗号化を一連のソリューションまたはシナリオとして捉え、シナリオに応じて異なる暗号化ソリューションを提供しています。現在、シナリオに応じて 3 種類の暗号化ソリューションを提供しており、付加価値が高く有効なデータ保護ソリューションに継続的に投資しています。

1 つ目の暗号化機構は Rights Management サービス (RMS) です。組織内での通信や、信頼のおけるビジネス パートナーとの通信に最も広く使用されています。一般的な使用モデルは「転送不可」や「印刷禁止」といったコンテンツの用途の統制と、暗号化を通じた中間者攻撃の阻止であり、意図する受信者にのみコンテンツを提供できるようになります。

2 つ目の暗号化機構は Office 365 Message Encryption です。SMTP メールを利用して、顧客やコンシューマーとのビジネス上のやり取りが可能になります。コンシューマーが特定のデバイスまたはアプリケーションを所有しているかどうかを知らなくても暗号化コンテンツを利用できるので、住宅ローンの申込書類や診療記録など、ユーザーがそのときに目を通すだけのコンテンツを暗号化して送信できます。また、その情報が暗号化されていることの裏付けにもなります。

Office 365 の 3 つ目の暗号化機構が S/MIME です。証明書を利用する暗号化機構で、通信経路上に存在するサーバーやサービスの種類を問わず、2 つのクライアント間で安全に通信することができます。企業と政府機関の通信や、政府機関どうしの通信によく使用されます。

マイクロソフトのアプローチで最も重要な点は、お客様のニーズに基づき、お客様の Office 365 環境内またはマイクロソフトのサービス内でお客様の情報を保護することです。お客様とマイクロソフトの間のネットワーク レベルのセキュリティと、機密情報が組織外部へ送信されるのを検知し防止するクラウド機能を通じて、転送中のデータの保護を実現しています。

詳細については、Office 365 セキュリティ センターで公開されているホワイトペーパー「Office 365 の情報保護を実現するためのお客様による統制 (英語)」をご覧ください。

今回の記事で、Office 365 の情報保護に対するアプローチが明らかになったのではないでしょうか。

皆様のご意見やご質問をお寄せください。今回取り上げた内容に関する情報は、Office 365 セキュリティ センターでも提供しています。

Asaf Kashi

 


Lync Online クライアント デバイス レポートを発表

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対象: 新Office365 Office 365 EnterpriseOffice 365 BusinessOffice 365 Education

 

(この記事は 2014 年 10 月 17 日に Office Blogs に投稿された記事 Announcing the Lync Online client devices report の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Lync チームのプログラム マネージャーを務める Yanzhao Zhang の記事をご紹介します。

マイクロソフトは、新しい Lync Online クライアント デバイス レポートのリリースを発表しました。これにより、指定の月に特定の種類のデバイスを使用してピアツーピア セッションまたは会議に参加した社内のユーザー数を確認できるようになります。このレポートの指標は PowerShell コマンドレット (Get-CsClientDeviceReport)、RESTFul WebService API (CsClientDeviceMonthly)、および Office 365 管理センターのクライアント デバイス向けグラフィック レポートを通じて入手できます。

レポートに新たに追加された指標

現在、レポートで取り扱うのは Windows PC デバイス、Windows Phone、Android デバイス、iPhone、iPad のユーザーです。

指標

定義

Windows ユーザー

Windows PC デバイス上の Lync クライアントを使用してレポート期間中に Lync にサインインし、少なくとも 1 つのピアツーピア セッションまたは会議に参加したユニーク ユーザー数。Windows 上の Lync Windows デスクトップ クライアントと Lync Web App クライアントが共に対象です。

Windows Phone ユーザー

Windows Phone 上の Lync クライアントを使用してレポート期間中に Lync にサインインし、少なくとも 1 つのピアツーピア セッションまたは会議に参加したユニーク ユーザー数。

Android ユーザー

Android デバイス上の Lync クライアントを使用してレポート期間中に Lync にサインインし、少なくとも 1 つのピアツーピア セッションまたは会議に参加したユニーク ユーザー数。

iPhone ユーザー

iPhone 上の Lync クライアントを使用してレポート期間中に Lync にサインインし、少なくとも 1 つのピアツーピア セッションまたは会議に参加したユニーク ユーザー数。

iPad ユーザー

iPad 上の Lync クライアントを使用してレポート期間中に Lync にサインインし、少なくとも 1 つのピアツーピア セッションまたは会議に参加したユニーク ユーザー数。

Office 365 管理センターのクライアント デバイス レポート

あらかじめ定義された折れ線グラフのレポートで、毎月のデバイスの使用状況のトレンドを確認できます。下図のレポートは、2014 年 7 月から現在までの使用状況のデータを示しています (架空のデータを使用したサンプルです)。

Get-CsClientDeviceReport

スクリプトでこの PowerShell コマンドレットを使用して、レポート データを定期的に照会できます。「リモート PowerShell による Exchange Online への接続」を参照して、このコマンドレットを実行するための手順をご確認ください。

注意: Lync Online レポートの PowerShell コマンドレットは Exchange データセンターでホストされているので、この Lync Online レポート コマンドレットを実行する前に、まず Exchange Online に接続する必要があります。

このコマンドレットの使用例を紹介します。

CsClientDeviceMonthly レポート

プログラムでこの OData RESTFul WebService API を使用してレポート データを定期的に照会できます。実行例を下に示します。

Lync Online レポートの概要

現在 Lync Online レポートでは、下の表に示す指標が提供されています。それぞれの指標は PowerShell コマンドレット、RESTFul WebService API、Office 365 レポート ポータルという 3 つの方法を利用して取得できます。どの方法でも同じ指標と値が返されます。

PowerShell コマンドレット

RESTFul WebService

返される指標

Get-CsActiveUserReport

CsActiveUserDailyCsActiveUserWeekly

CsActiveUserMonthly

CsActiveUserYearly

Lync にログオンし、少なくとも 1 つのピアツーピア セッションまたは会議に参加したユーザー数。

Get-CsP2PSessionReport

CsP2PSessionDaily

CsP2PSessionWeekly

CsP2PSessionMonthly

ピアツーピア セッションの総数、および IM、音声、ビデオ、アプリケーションの共有、ファイル送信などのピアツーピアのセッションの数。

Get-CsConferenceReport

CsConferenceDaily

CsConferenceWeekly

CsConferenceMonthly

会議の総数、および IM が行われた会議、音声/ビデオ会議、アプリケーションが共有された会議、Web 会議、電話会議の数。

Get-CsP2PAVTimeReport

CsP2PAVTimeDaily

CsP2PAVTimeWeekly

CsP2PAVTimeMonthly

ピアツーピアの音声通話の総分数、およびピアツーピアのビデオ通話の総分数。

Get-CsAVConferenceTimeReport

CsAVConferenceTimeDaily

CsAVConferenceTimeWeekly

CsAVConferenceTimeMonthly

音声/ビデオ会議を行った総分数。

Get-CsClientDeviceReport

CsClientDeviceMonthly

Lync Online サービスを特定の種類のクライアント デバイスで使用したユニーク ユーザー数。

もちろん、レポートのデータは Microsoft Excel にエクスポートできます。詳細は「Excel を使用して Office 365 レポート データを取得する」を参照してください。

その他の Lync Online レポートの詳細については、「Lync Online のレポート機能」を参照してください。

なお、ユーザー レベルのクライアント デバイス レポートを 11 月末までに提供する予定です。Lync Online ユーザーの皆様にご利用いただけるようになりましたら、改めて記事を投稿いたします。

— Yanzhao Zhang

使いやすく強化された Lync 2013 のインスタント メッセージング オプション

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 14 日に Office Blogs に投稿された記事 Simpler, better instant messaging options in Lync 2013の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Lync チームのプログラム マネージャーを務める Nikolay Muravlyannikov の記事をご紹介します。

私たちは常にお客様の声に耳を傾けています。このたび、マイクロソフトは、Lync 2013 Windows クライアントの更新版をリリースしました。この更新版では、送信者と受信者の画像表示を、連絡先リストの設定はそのままに、IM の会話でのみ無効にできるオプションが使用可能になります。また、[オプション] ダイアログ内ですべての IM オプションをまとめて見つけやすくしました。この他にも、メディア スタックに多くの改善を加え、場所を問わず通話品質を向上できるようになっています。

IM の会話ウィンドウで送信者と受信者の画像表示を無効にする

約 1 年前、Lync IM の会話に参加者の画像を表示する機能を追加しました。IM の送信者を目で見て簡単に認識できるようにすることを目的としており、特にグループ会話では便利な機能でした。しかしその反面、画像を表示するスペースが取られてしまうため、多くのお客様から、画像表示を無効化するオプションを選択できるようにしてほしいというご要望を頂きました。そして今年 2 月、この機能の第 1 段階が開始され、連絡先リストや会話ウィンドウを含む Lync 全体を通して画像を無効化できるようになりました。

さらに、IM の会話ウィンドウのみで画像表示を無効化する機能を追加して、オプションを拡張しました。この設定により、画面は下図のように変わります。左側は IM の画像表示を有効にした状態、右側は無効にした状態です。簡単な例ですが、右側の Garrett からの最新メッセージを見ると、会話が保存されたことを示す通知がメッセージ直下に表示されていることがわかります。しかし、画像表示が有効化されていると、メッセージが折り返され、さらに行が追加されてしまいます。

[Lync – オプション] ダイアログの新しい IM タブ

「すばらしい! どうやってオプションを設定するの?」というお客様の喜びの声が今にも聞こえてきそうです。このリリースでは、[IM で画像を非表示にする] 設定を含む IM 関連のすべての設定が、[Lync – オプション] の [IM] タブにまとめられています (下図参照)。これにより、[全般] タブがシンプルになり、IM ウィンドウ関連のすべての機能を簡単に見つけられるようになりました。

全体的な詳細や新しい更新版のダウンロードについては、「Lync 2013 の 2014 年 10 月の更新 (機械翻訳)」を参照してください。引き続き、お客様のご意見もお待ちしております。

最後になりましたが、いつも Lync をご利用いただき、ありがとうございます。

Outlook Web App のオプションおよび設定の機能強化

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 14 日に Office Blogs に投稿された記事 Improving Outlook Web App options and settingsの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Exchange エンジニアリング チームのシニア プロダクト マネージャーを務める Will Holmes の記事をご紹介します。

マイクロソフトは、Outlook Web App (OWA) を自由自在に管理できるように、さまざまなオプションと設定を提供しています。ただし、そうしたオプションや設定を見つけるのに時間がかかってしまうと、かえって不便です。OWA エンジニアリング チームは、これらの機能や設定をより見つけやすく直観的に使用できるようにする方法を常に模索しています。その一環として、今月から OWA のオプションと設定が新しいナビゲーション ツリーに表示されるようにしました。

この新しいビューについては、お客様からたいへんご好評いただいています。機能が見つけやすくなり、ユーザー インターフェイスがすっきりしたことに加え、タブレット ユーザーの使い勝手も良くなりました。また、拡張性の高いフレームワークにより、将来 OWA の設定を追加する際には、サービス中断を最小限に抑えることができます。

今回の強化点

従来と同様に、OWA のカスタマイズに必要なオプションや設定を表示するには、OWA の右上にある歯車アイコンをクリックします (下図参照)。

ご覧のように、ドロップダウン メニューでは複数のオプションが利用可能です。現在は、リスト内の個々のオプションをクリックするか、[オプション] リンクをクリックすると、ウィンドウ (下図参照) にクリックしたオプションの内容が表示され、使用可能なその他のオプションや設定も表示されます。各ユーザーに表示されるオプションや設定の選択肢は、管理者がどのように構成したかによって異なります。

今後は、歯車アイコンのドロップダウン メニューの項目または [オプション] リンクをクリックすると、新しいインターフェイス (下図参照) が表示されます。すべてのオプションと設定が左側のナビゲーション ツリーにまとめられ、わかりやすい画面になっています。

左側のナビゲーション ウィンドウでオプションをクリックすると、右側の設定ウィンドウに該当する設定が表示されます。たとえば、[自動応答] をクリックすると下図のように表示されます。

今後数か月以内に、これらの強化点はタブレットやスマートフォンなどの各種デバイス用の Outlook Web App モバイル アプリにも適用される予定です。タブレットでは、現在はブラウザーから OWA にアクセスしているユーザーにのみ提供されているすべてのオプションを利用できるようになります。スマートフォンでは、デバイスのレイアウトに適したオプションや設定を利用できるようになります。

強化点の適用時期

今後数か月にわたって、これらの強化点を順次適用していく予定です。はじめに、電子メール、予定表、連絡先のすべての設定を含んだ新しいビューの提供が開始されます。このとき、いくつかのオプションは左側の新しいナビゲーション ツリーに追加されていませんが、歯車アイコンをクリックして表示されるドロップダウン メニューから使用できます。また、新しいナビゲーションを一番下までスクロールすると表示される [その他] リンクからも使用できます (下図参照)。[その他] をクリックすると、従来のユーザー インターフェイスが表示され、使用可能なすべての設定にアクセスできます。

この新しいナビゲーション モデルを活かして、近日中に連絡先情報、テーマ、通知などの Office 365 スイートの全般的な設定も追加する予定です。

年末まで待ってから一度にすべての変更を適用するように検討しておりましたが、こうした強化点についてユーザーの皆様から非常に良好な反応が寄せられたため、このたび適用を開始することを決定しました。

お客様にこれらの改善点を提供でき、たいへん嬉しく思います。新しい OWA のオプションと設定が見つけやすくなったことを実感していだき、効率的にご活用いただけましたら幸いです。

—Will Holmes

 

未知の脅威から保護するための Exchange Online Protection (EOP) の進化

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 15 日に Office Blogs に投稿された記事 Evolving Exchange Online Protection (EOP) to protect against tomorrow’s threatsの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Exchange Online Protection チームの Shobhit Sahay (@ShobhitSahay88)、Levon Esibov、および Terry Zink の記事をご紹介します。

現在、インターネ��ト上では膨大な数のスパム メールが出回っており、マイクロソフトでは平均すると 1 分間に 1,000 万通をブロックしています。また、世界中に存在する攻撃者はその手法を日々進化させていて、正体不明のスパム攻撃、未知のマルウェア、まったく新しいウイルスなど、多種多様に形を変えています。このような攻撃は絶えず拡大を続けており、変化がやむことはありません。このため、マイクロソフトは電子メールをより強力に保護できるように、Exchange Online Protection を常に進化させています。

スパム攻撃は恒常的に変化

スパム攻撃は、年々その種類が増加しており、全世界の企業がさまざまな種類のスパム攻撃により生産性に影響を受けることを懸念しています。スパム攻撃の手法は、攻撃を防止する複数のフィルタリング プログラムを通過するように進化してきました。新しいブロック機能やフィルターが開発されると、スパム攻撃者はそれを回避する方法をすばやく見つけ、新たな送信方法を作成します。現在、スパム攻撃の手法は主に次の 2 つが使用されています。

  1. フィッシング攻撃。企業の従業員の資格情報を流出させ、企業のリソースの制御権限を取得するものです。一般的なフィッシング攻撃の種類としては、企業内の非常に重要度の高いアカウントに狙いを絞ったスピア型フィッシングがあります。
  2. バルクメール (グレイメール)受信を希望していないにもかかわらず誤って購読した可能性のある広告メールなどです。

スパム攻撃の手法は常に変化しているため、今日届いたスパム メールは前日のものとは別の種類であるということも起こり得ます。似たようなメッセージに見えたとしても、その内容はまったく同一ではなく、シグネチャが異なっていたり、フィルターを回避するように作られていたりするなど、少しずつ (または大きく) 異なることがあります。スパム攻撃の期間は、数分程度のものから数時間に及ぶものまであり、マイクロソフトでは、数分間に数千通から数百万通の大量のスパム メッセージを送信する攻撃を観測したことがあります。

EOP では、システムが異常なパターンを検出したり、ユーザーが未検出のスパムのサンプルの送信を開始したりすると、即座に防御機構が調整されます。EOP の防御機構が新しい攻撃からの防御を行うための調整には多少の時間が必要で、その間に少数のスパム メッセージが EOP のフィルタリング機構を通過し、ユーザーの受信トレイに到達してしまうこともあります。しかし、EOP のフィルターは迅速に追随し、その後の攻撃はスパム対策テクノロジによりスパムとしてブロックされます。EOP の即時検出により、スパム攻撃は非常に早い段階でブロックされます。はっきりとわかるほどのスパム メールを受信した一部のユーザーは EOP がそのメッセージを見逃したことに気付きますが、EOP の防御機構はほぼリアルタイムで調整されるため、ほとんどのユーザーはまったくスパム攻撃があったことに気が付きません。

EOP の保護機能は高度なもので、多層型のフィルタリング機構を使用しています。その 1 層目は接続フィルタリングで、評価の低い IP アドレスからの電子メールをブロックします。2 層目には送信者の評価に基づくフィルタリングが含まれています。これには、自社開発のものとサードパーティから提供されるものがあり、送信元のユーザーやドメインに基づいてメッセージをブロックします。最後に、EOP は多数のフィルタリング機構により残りのスパム メッセージを捕捉します。このときには、より複雑な調査により得られた結果が適用され、内容、ヘッダー、メッセージの言語、メッセージ内で参照されている URL、添付ファイルなどの条件に基づいてメッセージをブロックします。さらに、EOP ではバルク メールの制御や海外からのスパムなどの種類に応じて異なるスパム フィルタリングを実施し、より精度の高い保護を実現しています。他にも、業界最先端の 3 種類のウイルス対策 (AV) エンジンを使用して、マルウェアやウイルスに対する包括的なフィルタリングを行っています。

未知の脅威に対する EOP の進化

Exchange Online Protection (EOP)は Office 365 のリリース サイクルに従っていて、18 か月前のサービス開始以来、多数の新機能を継続的に提供しています。このプロセスの中で、Forefront Online Protection for Exchange (FOPE) の全ユーザーが EOP に移行しました。しかし、これは EOP のサービスの始まりに過ぎず、現在、Exchange Online Protection による脅威からの高度な保護について、これまでにない大規模な開発を進めています。EOP は、Office 365 のメールボックスのみではなく、お客様のオンプレミスの電子メール サーバーに存在する数千万のメールボックスも保護する、マイクロソフトの長期的なソリューションです。

EOP の新機能は定期的にリリースされていて、今後も多数の新機能が予定されています。

マイクロソフトでは、今後 6 ~ 12 か月の間に、新しい防御機構や機能のリリースを予定しており、これまでにないほど多数のエンジニアがそのサポートに携わっています。

今後 6 ~ 12 か月の間にリリースが予定されている EOP の機能強化について、主要なものをご紹介します。

  • 「クリック ジャック攻撃」や「ゼロデイ攻撃」などに対する高度な保護

  • 不正な URL の対応範囲を強化

  • DKIM や DMARC などの主要な送信元認証テクノロジを実装

  • バルク メールに対する保護を強化

  • 詳細なレポートの生成およびメッセージ追跡を強化

  • メッセージの検疫を強化

  • 引き続き EOP データ センターを各リージョンに拡大し、お客様の電子メールを同一リージョン内で処理するというコミットメントの適用範囲を拡大

近いうちにリリースが予定されている機能の詳細については、企業向け Office 365 のロードマップ (英語)をご覧ください。

エクスペリエンスを改良する方法

次のような操作を実行すると、EOP の保護機能を調整できます。

  • マイクロソフトにスパムレポートを送信する。電子メールに添付する、または Outlook 用迷惑メール報告アドインを使用して、スパム レポートを送信することができます。他に、Outlook または Outlook Web App (OWA) で [mark as junk] および [mark as not junk] コマンドを使用するだけでもレポートを送信できます。スパム解析チームは、レポートを受け取るとお客様と直接のやり取りを開始し、以降同様のメッセージをブロックするようにシステムを調整します。

  • マイクロソフトにマルウェアレポートを送信する (英語)。EOP では、3 つの異なるエンジンを組み合わせて使用することでマルウェアに対する保護を行っていて、それぞれのエンジンを単体で使用する場合よりも高い強度が得られています。これらのエンジンはすべて VirusTotalでご利用いただけます。マルウェアに関するレポートは、Microsoft マルウェア プロテクション センター (英語)から送信できます。

  • バルクメールのフィルタリングを有効化する。バルク メールは、通常、繰り返し送られてくるわけではない広告メッセージまたはマーケティング メッセージで構成されます。一部のユーザーはバルク メールの受信を意図的に申し込んでいますが、その他のユーザーにとってはこのようなメッセージをスパム メールと見なしています。EOP では、企業で受信するバルク メールの量を管理者の手で減少させることができます。バルク メールを積極的に減少させることで、スパムと感じられるバルク メールに対するユーザーの不満がより大幅に緩和されます。

  • ユーザーを指導する。テクノロジは電子メール保護の主要なコンポーネントの 1 つですが、ユーザーがリスクを認識することも大切です。米国政府のフィッシング対策ページ (英語)Anti-Phishing Working Group (英語)PhishMe (英語)PhishGuru (英語)のサイトなどの無料または有料の資料を利用してユーザーに指導やアドバイスを行い、フィッシング詐欺に対抗します。また、セーフ リストや禁止リストの使用、エンドユーザーによる検疫など、EOP でスパムを管理するための方法についての教育も必要です。

  • ユーザーがスパムの標的にならないようにする。ユーザー自身が実施できる予防措置には、次のようなものがあります。

    • ニュースレターや製品の更新通知を購読するときに、フォームの最後にある一見すると問題のなさそうなテキストに必ず目を通します。この部分に、第三者に電子メール アドレスを渡すことへの承諾を求める文言が含まれている場合があります。また、提供者が交代で順番にユーザーを勧誘する場合もあるため、文面をよく確認して適切に対応します。
    • 無料のソフトウェアをインストールするときには、プラグインがバンドルされている場合や、他のアプリケーションが同時にインストールされる場合があるため、必ずカスタム オプションを選択します。カスタム インストール オプションでは、通常、このような不要な物を避けて必要な物だけをインストールするための手順が含まれています。無料ソフトウェアに含まれるプラグインは、多くの場合、スパム攻撃者に販売する目的で、ユーザーのインターネットに関する操作や電子メール アドレスなどの情報を収集しています。
    • 個人情報を共有するときには細心の注意を払います。一般に公開されている Web ページに電子メール アドレスを掲載しないようにしましょう。スパム攻撃者はインターネットを巡回し、有効な電子メール アドレスを探しています。Web サイトに電子メール アドレスを掲載すると、スパム攻撃者に販売されるリストにそのアドレスが追加される可能性が高まります。

この他にも EOP のエクスペリエンスを向上する方法がありますので、「EOP を構成するためのベスト プラクティス」の記事をお読みください。皆様に EOP の魅力的な新機能をご活用いただけますと幸いです。上記の機能はその一例で、他にもさまざまな機能がリリースされます。EOP をまだご利用でないお客様は、EOP の試用版を 90 日間無料でご利用いただけますので、ぜひお試しください。

—Shobhit Sahay (@ShobhitSahay88)、Levon Esibov、Terry Zink (EOP チーム)

Office 365 ガレージ シリーズ: PowerShell の基本、およびスペース シャトルとの競争

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 15 日に Office Blogs に投稿された記事 Garage Series for Office 365: PowerShell basics and the space raceの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は Jeremy Chapman が、Scripting Guy の Greg Stemp をゲストに迎え、PowerShell による Office 365の管理についてご紹介します。まず、通常のユーザー インターフェイスと比較して PowerShell がどのようなときに威力を発揮するか、および PowerShell が動作する基本的なしくみについて 2 人からご説明した後、Jeremy がヒューストンの NASA で、スペース シャトルが軌道に到達するまでのわずか 8 分 30 秒の間に PowerShell を使用して 150 名のユーザーを Office 365 に追加できるかチャレンジしたときのようすをご覧に入れます。

(Please visit the site to view this video)

今回は、PowerShell を Office 365 の管理に導入する方法についてご紹介する全 2 回のシリーズの 1 回目です。ガレージ シリーズを企画しているときに、Yammer の Office 365 テクニカル コミュニティや Microsoft MVP の皆様から取り上げてほしいトピックとして最も多くのご要望を頂いたのが、PowerShell でした。これは、Office 365 への移行作業を行った IT 担当者 (英語)や、Exchange および SharePoint の大規模なインフラストラクチャを自身の手で運用している IT 担当者との議論からある程度予想されていたことで、PowerShell をメインの管理ツールとして使用するために活用方法の習得を希望される方や、既に使用を開始している方が多数いらっしゃいます。

PowerShell のメリットは、時間を節約できること、そして、ユーザー インターフェイスからは実行しにくい操作や、そもそも実行できない操作を実行できることです。これまで PowerShell について学習するきっかけがなかった方は、この機会にぜひ始めてみてください。

今回は、Hey, Scripting Guy! チームの発足メンバーである Greg Stemp と共にお送りします。彼は多数のスクリプト言語に精通しており、PowerShell を使用するのに最適なケースをわかりやすく説明してくれます。

Office 365 のグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) は単体でも強力ですが、以下に挙げるような Office 365 の日常的な管理業務に PowerShell を活用すると、さらなる価値を実現できます。

  1. 一括処理タスクを自動化する

  2. 複数のフィルターや事前定義済みのレポートを使用して必要な情報を取得する

  3. クエリされたリストやレポート データをファイルに保存する

  4. Office 365 Message Encryption などの GUI では表示されない操作を実行する

PowerShell は Office 365 のブラウザー ベースのエクスペリエンスの基盤となるもので、その機能を使用すると Exchange、SharePoint、Lync、Active Directory のプライベート環境を拡張することができます。ここでは、PowerShell の基本的な構文について扱うほか、使用されている各種の動詞や名詞が他のコマンドライン ツールよりも高い整合性を持っていること、および複数のコマンド (「コマンドレット」) を併用することで強力なタスクを実行できることについて取り上げます。また、PowerShell のモジュール的な使用方法、および Office 365 のサービスの管理に役立つダウンロード可能なモジュールもご紹介します。

基本事項の説明の後は、テキサス州ヒューストンで行った PowerShell の実験のようすをお見せします。この実験では、スペース シャトルが軌道に到達するまでの 8 分 30 秒の間に、電子メールや Office 365 ProPlus などのサービスへのアクセス権を付与した状態で 150 人のユーザーを Office 365 環境に追加できるかどうかチャレンジしました。

チャレンジの結果は、ぜひビデオをご確認ください。ちなみに、ブラウザーの Office 365 管理センターから手動で情報を入力すると、5 ~ 6 時間ほどを要します。次回はこのトピックについてもう少し詳しく説明すると共に、PowerShell を日常的な管理タスクやレポート生成タスクに使用するようすをデモでご紹介します。

来週の記事もご期待ください。

Jeremy Chapman

参考情報

Windows PowerShell による Office 365 の管理 (TechNet)

ガレージ シリーズのビデオ チャンネル (英語)

ガレージ シリーズ第 1 期のブログ記事のアーカイブ (英語)

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Windows Phoneおよび Windows 8用 Office 365 ガレージ シリーズ アプリ

ガレージシリーズの司会者について

Jeremy Chapman はマイクロソフトの社員で、今後の Office のクライアントおよびサービス配信の最適化を担当するシニア開発リードを務めています。Chapman はアプリケーションの互換性、およびデプロイ自動化ツールとインフラストラクチャの参照アーキテクチャの構築に携わってきており、こうした経験が、最新のクイック実行インストールなど、Office の新しいエンタープライズ機能における優先順位決定の基礎となっています。プライベートでは、自動車改造マニアであると同時に、さまざまな言語に通じています。Greg Stemp は太平洋岸北西部の出身で、スクリプト作成の豊富な経験を持ち、TechNet のスクリプト センターの解説に携わった実績があります。これまでに TechNet で多数の PowerShell 関連の記事や技術的なドキュメントを執筆しており、また主要なテクニカル イベントやカンファレンスで積極的に講演や指導を行っています。

Microsoft Ignite のご紹介

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 16 日に Office Blogs に投稿された記事 Introducing Microsoft Igniteの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

マイクロソフトの公式ブログ (英語)で 5 月に開催されるエンタープライズ テクノロジ カンファレンス「Microsoft Ignite」の詳細が公開されました。このカンファレンスは、SharePoint Conference、Exchange Conference、Lync Conference、Project Conference のいずれかに参加された方や、Office 365 にご興味をお持ちの方、Office 365 を既に利用されている方を対象としています。ぜひ今すぐに登録 (英語)して参加予約を行ってください。2015 年 5 月 4 日にシカゴでお会いしましょう。

YamJam にご参加ください

マイクロソフトでは、Office、Exchange、SharePoint、Lync、Project、Visio の機能強化を進めるためにご協力くださる参加者の皆様にとって、Microsoft Ignite が貴重で有用なイベントとなるように尽力しています。このイベントの具体的な計画を練るうえで、皆様のご意見をぜひ伺いたいと思います。10 月 21 日 (火) 午前 9:00 ~ 10:00 (太平洋夏時間、日本時間では 10 月 22 日 (水) 午前 1:00 ~ 2:00) に Office 365 テクニカル ネットワークで開催される YamJam にご参加ください。ここでは、イベントに関するご質問や、イベントに期待する内容についてのご意見を承ります。YamJam をあまりご存知ない方は、Twitter の "TweetJam" や Reddit の "Ask Me Anything (AMA)" の Yammer 版とお考えください。

参加方法

  1. Office 365 テクニカル ネットワーク (英語)へのアクセス権をリクエストします。

  2. Ignite Event (英語)グループに参加します。このグループは、グループ参照機能や検索バーを使用して見つけることができます。

  3. 開始時間にログインし、カンファレンスにおいて Microsoft Office 部門に期待する内容について、ご質問、ご意見をお寄せください。

Office 365 開発者向けポッドキャスト第 20 回: Open XML SDK について

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(この記事は 2014 年 10 月 16 日に Office Blogs に投稿された記事 Office 365 Developer Podcast: Episode 020 about Open XML SDKの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

第 20 回は、Open XML SDK について、Jeremy Thake が Doug Mahugh、Eric White 氏、および Chris Rae と共にご紹介します。

ポッドキャストをダウンロード (英語)

今週の最新情報

関連記事

    • サンプル
    • スクリーンキャスト シリーズ

ポッドキャストについてご質問やご意見がございましたら、Office 365 Technical Network の Office 365 開発者向けポッドキャスト (英語)にぜひご参加ください。

このポッドキャストの RSS はすべてのストアおよびマーケットプレースに配信されますが、多少の時間差が生じるため、直接 http://feeds.feedburner.com/Office365DeveloperPodcastから RSS を追加することをお勧めします。

Eric White 氏について

Eric White 氏は Open XML およびドキュメントの書式について造詣が深く、2007 年から Open XML に関わっています。現在は OpenXmlDeveloper.org を取りまとめながら、Codeplex のプロジェクトである PowerTools for Open XML の開発と保守を担当しています。このプロジェクトでは、Open XML の主要なシナリオについてのガイドやサンプルを提供しています。また、オープン ソース版の Open XML SDK の保守担当者の 1 人としても活躍しています。

プレゼンターについて

Jeremy Thake は、新たにマイクロソフトのテクニカル プロダクト マネージャーに就任し、Visual Studio 開発者による Office 365 開発シナリオを担当しています。前職では大手 ISV の AvePoint Inc. でチーフ アーキテクトを務め、Office ストアに 2 つのアプリケーションを公開した実績の持ち主です。2006 年以来 SharePoint コミュニティに深く関わっており、マイクロソフトに移籍する以前は 4 年連続で SharePoint MVP アワードを受賞していました。

Jeremy Thake のブログ記事はこちら (英語)でお読みいただけます。Twitter は @jthakeをフォローしてください。

関連リンク

    • StackOverflow
    • Yammer Office 365 Technical Network


Office 365 をご利用いただいているお客様の OneDrive 容量が無制限に

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昨日、米国にて、 Office 365 ユーザー向けに提供している、OneDrive のストレージ容量変更に関する発表がありましたので、下記の翻訳記事を
ご確認ください。尚、日本市場のみで提供している、一般消費者向けの Office Premium プラス Office 365 サービス、Office 365 Solo も本件の対象となります。

(この記事は 2014 年 10 月 27 日に Office Blogs に投稿された記事 OneDrive now with unlimited storage for Office 365 subscribersの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Office 365 テクニカル プロダクト マネージメント担当ゼネラル マネージャーを務める Julia White の記事をご紹介します。

今回、Office 365 でのストレージの容量制限が廃止されました。Office 365 の企業ユーザーおよび一般ユーザーの皆様には、OneDrive および OneDrive for Business を追加料金なしで無制限にご利用いただけるようになります。

OneDrive を使用すると、いつでもどのデバイスでも、重要なコンテンツをすべて利用でき、また、複数のユーザーが同時に 1 つのドキュメントについて共同作業や共同編集を行うことが可能です。これで、必要なときにドキュメントが手元にないという困った事態を回避できると共に、同一ドキュメントの複数のバージョンを管理する必要もなくなります。OneDrive では、常に「唯一の正しい情報源」を保持し、あらゆるデバイス上で利用することができるのです。さらに、Office Delveを使用すると、OneDrive 上で同僚から重要なドキュメントが共有された場合、共有先のユーザーがドキュメントを見つけるのではなく、ドキュメントが自律的にユーザーを検索します。

クラウド ストレージがその真価を発揮するには、さまざまな条件があります。その 1 つが、コミュニケーションや作成、共同作業に使用しているツールとの統合です。これを実現するために、OneDrive および OneDrive for Business を完全に Office 365 の一部として組み込み、すべてのユーザーの方にご利用いただけるようにしています。

OneDrive ストレージが、一般向け、企業向け、教育機関向けの Office プランをご利用いただいているお客様に無制限に提供されることで、皆様はお好みのデバイスでより多くのことができるようになります。可能性も無限大です。今回のニュース、および OneDrive の今後についての詳細は、OneDrive ブログ (英語)でご案内しておりますので、ぜひご覧ください。

—Julia White

1 クリックでアプリの起動や切り替えが可能に

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(この記事は 2014 年 10 月 22 日に Office Blogs に投稿された記事 Click to launch, click to switchの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Office Online チームでシニア プログラム マネージャーを務める Matt Gauthier の記事をご紹介します。

1 クリックでアプリを起動

先日、マイクロソフトはクラウド ベースの企業向け Office 365 でアプリの起動や整理に役立つ新しいツールを発表しましたが、今回、Office Online、Outlook.com、OneDrive などの一般ユーザー向けサービスにもアプリ起動ツールの導入を開始しました。Outlook.com ユーザーの皆様は、既にこの方法を多用してアプリの切り替えを行っているかと思いますが、今回の更新ではこの表示が若干変更されます。今回の注目点は、仕事中でもプライベートの場面でも、同じアプリ起動ツールを使用できるようになることです。操作の一貫性が向上し、より便利にお使いいただけます。

Office Onlineでは、ブラウザー上で Word、PowerPoint、Excel、OneNote などのオンライン アプリケーションを無料でご利用いただけます。このとき、何らかのソフトウェアをインストールする必要はありません。Office Online は、たとえば、他のユーザーと共同作業 (英語)を行い、同一ドキュメントを同時に編集する必要がある場合などに、その効果を最大限に発揮します。この場合、ドキュメントはユーザーが入力するたびに自動的に OneDrive に保存されるため、変更の競合が回避でき、また、添付ファイルとして送信する場合のように複数バージョンを統合する必要はありません。

ドキュメントの編集がほぼ終了し、最後に Word の高度な書式設定機能で仕上げを行うときには、リボンの [Open in Word] をクリックします。これにより、Windows PC 上でも Mac 上でもフル機能の Office デスクトップ アプリケーションがインストールされていれば、自動的に Word が起動され、高度な機能を使用できます。ファイルは引き続き OneDrive に保存されます。

1 クリックでの切り替え機能は、すべてのモダン ブラウザー、および Office 2007 以降のデスクトップ版がインストールされているコンピューターで使用可能です。一般家庭向け (英語)または企業向け (英語)の Office 365 をご利用いただいているお客様には、常に最新バージョン (現行では Office 2013) が提供されているため、ご利用のバージョンについてはご心配無用です。

また、Office 365 利用者の皆様は、ご好評いただいている新しい Office for iPad アプリなど、各デバイス向けの Office アプリをご利用いただけます。1 クリックでの切り替え機能は iPad でも使用できます。電子メールに記載されているドキュメントへのリンクをタップすると、Safari ブラウザーで Word Online が起動します。リボンの [Openin Word] をタップするとすぐに Word for iPad アプリが起動して同じドキュメントが開かれ、編集可能になるため、タッチ デバイスを最大限に活用できます。この手法はスマートフォンでも使用でき、モバイル ブラウザーでドキュメントを表示する場合も簡単に Office Mobile アプリに切り替えられます。

説明は以上です。ぜひ、1 クリックでアプリを起動し、1 クリックで Web アプリケーションとデスクトップ版、iPad などのモバイル デバイス向けアプリとを切り替えてみてください。

—Matt Gauthier

Project Online でパフォーマンスとスケーラビリティを向上

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対象: 新Office365 Office 365 Enterprise, Office 365 Business, Office 365 Education

(この記事は 2014 年 10 月 21 日に Office Blogs に投稿された記事 Performance and scale improvements to Project Onlineの翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

今回は、Project エンジニアリング チームのシニア プログラム マネージャー リードを務める Chris Boyd と、Project プロダクト マーケティング チームのシニア プロダクト マーケティング マネージャーを務める Krishna Mamidipaka の記事をご紹介します。

マイクロソフトは、ユーザー エクスペリエンスの向上、および一部の最大規模のお客様が運用されているスケールのサポート強化を目的として、Project Online テナントのパフォーマンス強化の適用を全世界で開始しました。この変更は、一部のお客様には目に見える明らかな形で適用されますが、その他のお客様にとっては潜在的なものとなります。

今回の変更によって、主に以下の点が強化され、さらに快適に利用できるようになります。

    • プロジェクトセンター:特定のプロジェクトからプロジェクト センターに移動する際の操作が特に強化され、最適化により中間の手順が省略可能になりました。
    • Web 上でのプロジェクト操作:パフォーマンスの最適化により、SQL 層から Web UI まですべてのユーザー エクスペリエンスの速度が向上しています。
    • プロジェクトの作成および公開:プロジェクトの作成および公開に必要なキュー ジョブを改良しました。これにより、シームレスな切り替えが可能で、またプロジェクトの次の段階の作業を開始するまでの所要時間が大幅に短縮されます。
    • タイムシートの送信: ページのパフォーマンスが向上したため、タイムシートを迅速に送信できるようになります。

上記の他にも、お客様の企業にさらに多くの価値をご提供できるように、Project Online 管理者向けの新機能をご用意しました。こちらの機能は、プロジェクト作成時、プロジェクト詳細ページでの作業時、およびプロジェクト公開時のパフォーマンス向上を目的として設計されています。内容は次のとおりです。

    • エンタープライズプロジェクトサイトを作成しないオプション: Project Web App (PWA) 管理者が、エンタープライズ プロジェクト用のプロジェクト サイトの作成の有無、およびタイミングを構成できるようになります。企業でプロジェクト サイトを使用する予定がない場合は、サイトを作成しないオプションを選択すると、プロジェクトの作成および公開の所要時間が大幅に短縮されます。これにより、プロジェクト詳細ページ間をすばやく移動できるようになります。このオプションは、接続先の SharePoint サイトのページからアクセスできます。

エンタープライズ プロジェクト サイトの作成の有無を設定

    • タスクリストの同期を無効化するオプション: エンタープライズ プロジェクトのタスク リストの同期を無効化することで、プロジェクトの公開の所要時間が大幅に短縮されます。また、次のプロジェクト詳細ページへの移動や最新のプロジェクト進捗状況レポートの生成もスピードアップします。このオプションも、接続先の SharePoint サイトのページからアクセスできます。

さらに、スケーラビリティの向上に関してお客様からご要望いただいていた主な点についても、対応いたしました。

    • PWA インスタンス 1 つあたりのプロジェクト数制限が 5,000 に拡張: エンタープライズ プロジェクトでエンタープライズ プロジェクト サイトの作成を無効にするオプションを選択すると、Project Online の PWA の任意のサイト コレクションで最大 5,000 件のプロジェクトを管理できるようになります。現在、PWA インスタンス 1 つあたりのプロジェクト数は 2,000 件に制限されています。任意の SharePoint Online サイト コレクション内でサポート可能なプロジェクト チーム サイト数は、この制限の数に比例します。
    • テナント 1 つあたりの PWA インスタンスの最大数が 7 つに: 任意の Project Online テナント内の PWA で、従来は 3 つだったサイト コレクション数の制限が 7 つになります。前述のとおり PWA インスタンス 1 つあたりのプロジェクト数は最大 5,000 件なので、理論上、Project Online テナント 1 つで最大 35,000 件のプロジェクトを管理できることになります。この変更により、企業全体でプロジェクトおよびポートフォリオを管理するうえでの柔軟性が大幅に拡大します。

Project Online テナント 1 つあたりの PWA インスタンスの最大数が 7 つに

 

マイクロソフトは、引き続き幅広い機能強化に取り組んでまいります。数週間以内に詳細をご報告できる予定ですので、どうぞご期待ください。今後も Project Online へのご協力をお願いいたします。

— Chris Boyd、Krishna Mamidipaka

Lync for Mac 14.0.10: Yosemite 対応、メディア復元モード、会話履歴の Exchange への保存

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Lync for Mac 2011 14.0.10 がリリースされました。今回の更新では主に以下の点が更新されています。

  • Mac OS X 10.10 (Yosemite) に対応しました。
  • メディア復元モードを実装しました。ネットワークが切断した場合に、30 秒未満に回復した場合、電話、会議が再開されます。
  • 会話履歴の Exchange への保存。

Lync for Mac 2011 14.0.10 で更新された内容や修正された不具合等の詳細は以下のサポート技術情報をご覧ください。

Lync for Mac 2011 の 2014 年 10 月更新 14.0.10 (KB3007876) 

Lync for Mac 2011 更新プログラム - KB3007876 のダウンロード

 

システム要件

  • Mac OS X 10.5 以降 (10.10 Yosemite 対応)
  • Lync for Mac 2011 14.0.4 以前がインストールされている場合は、まずアンインストールを行ってください。

過去の更新 (14.0.9) について

Office 365 ユーザー向けに新しい Outlook for Mac がご利用可能になりました

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(この記事は 2014 年 10 月 31 日に Office Blog に掲載された記事 New Outlook for Mac available to Office 365 customers の翻訳に手を加えたものです。最新情報については翻訳元の記事を参照してください。)

 

本日、パフォーマンスと信頼性が改善され、間違えなく最新の Microsoft Office と同様の新しい見た目になった新しい Outlook for Mac がご利用可能になったことをお知らせします。このリリースにより、PC 上の Outlook、ブラウザー上の Outlook Web App、そしてiPad、iPhone、Android  デバイス向けの OWA アプリとより親和性が高く同様のエクスペリエンスを提供するようになります。

 

新しい Outlook for Mac には以下のものが含まれます。

  • 新しいスレッドモデルとでーばベースの改善による、改善されたパフォーマンスと信頼性
  • スクロールやリボンタブを切り替えたときの俊敏性が改善された新しいモダン ユーザーインターフェイス
  • Exchange (オンラインおよびオンプレミス) のアーカイブ メールを検索するためのオンラインアーカイブ サポート
  • 分類項目マスターのサポートと、分類項目 (名前および色) へのアクセスを可能にして Mac、Windows、および OWA クライアントとの間の同期を可能にします。
  • Office 365 の電子メールプッシュ配信をサポートすることによりリアルタイムでの電子メール配信が可能になります。
  • 初期設定および、改善された Exchange Web Services 同期により電子メールダウンロードがより早くなりました。

新しい Outlook for Mac は Office 365 の法人のお客様と Office 365 Solo のお客様向けに利用が可能となります。

  • Office 365 の法人のお客様は Office 365 ポータル (歯車アイコン > Office 365 の設定 > ソフトウェア > Outlook for Mac アイコン) またはソフトウェア ページより新しい Outlook for Mac を取得できます。
  • Office 365 Solo のお客様はマイアカウントのページから新しい Outlook for Mac を取得できます。

すでに Office for Mac 2011 と Outlook for Mac 2011 をインストール済みのお客様は、ヘルプ記事でガイダンス (英語)をご覧ください。

 

訳注: 追加の参考資料

 

訳注:

従来の Outlook for Mac 2011 との共存について

  • Outlook for Mac for Office 365 をインストールしても Outlook for Mac 2011 はアンインストールされません。Outlook for Mac 2011 を削除するには、Outlook for Mac 2011 アプリケーションをアプリケーションフォルダーからゴミ箱にドラッグ & ドロップします。
  • Outlook for Mac for Office 365 は Outlook for Mac 2011 と共存できるようになっていますが、設定ファイルは共有します。

今回のリリースにおける制限事項:

  • 以下の形式のインポートはサポートされていません。
    • Entourage アーカイブファイル (.rge)
    • Entourage 2008
    • Entourage 2004
    • .mbox ファイル
    • タブやコンマ区切りのファイルからの連絡先
    • 休日
  • Outlook for Mac for Office 365 は IRM をサポートしていません。
  • オンラインアーカイブについては、以下の制限事項があります。
    • プライマリ メールアカウントが Exchange Server 2010 または Exchange Server 2013 上にあり、アーカイブが Office 365 上にある場合、オンラインアーカイブ機能はサポートされません。
    • メールボックスとオンラインアーカイブの間でフォルダーのコピーまたは移動はできません。
    • メールボックスとオンラインアーカイブの間で複数アイテムを一度にコピーまたは移動することはできません。
    • メールボックスとアーカイブを同時に検索することはできません。アーカイブ内を検索するには、まずフォルダーペインでアーカイブフォルダーを選択する必要があります。
    • オンラインアーカイブフォルダーでは電子メールのルール設定ができません。

 

Microsoft Word、PowerPoint、Excel および OneNote for Mac

いままでは、Windows 向けの Office をリリースしてから 6~8か月後に新しい Office for Mac のバージョンをリリースしてきました。しかし、いつでもどこでも作業をする人がますます増えてきたことを鑑み、Office 365 がリリースされたことを受けて、モバイルファースト、クラウドファーストのシナリオの優先度を上げてより頻繁にリリースするよう決定を下しました。これは、クラウド (OneDrive) と一緒に、さまざまな電話 (iPhone、Windows Phone、Android) やタブレット (iPad と Windows) 上での Office を提供し、継続的に改善していくことで、ユーザーがより組織的に動き、仕事で、学校で、家庭で、移動中に、より効率的に作業をする支援をしていくということです。 

 

マイクロソフトが Mac ユーザーに継続的に投資をし続けていくことの証として、Office for Mac の次期バージョン、Word for Mac、Excel for Mac、PowerPoint for Mac、OneNote for Mac のロードマップをここに開示したいと思います。

 

2015 年上半期に Office for Mac 次期バージョンの公開ベータプログラムを開始します。2015 年下半期に最終リリースを公開します。Office 365 の法人および一般消費者のお客様は追加コストなしで次期バージョンを取得できます。また、Office for Mac の永続ライセンスについても同時期にリリースします。

 

今日の新しい Outlook for Mac、そして今後数か月以内に登場予定の Office for Mac を皆様が必ずや気に入ってもらえると確信しています。

 

Mac 上で Office 365 の最善の電子メール、予定表、連絡先、タスクのエクスペリエンスを得るために、 新しい Outlook for Mac をいますぐダウンロードして、感想をお聞かせください。

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